都立・私立の
出願方法を
チェックしておこう!
「受験校を決めたけれど、初めての受験で出願方法がわからない…」
このような悩みを持っている受験生はいませんか?
いざ受験校を決めたとしても、大事な手続きを忘れては受けることもできません。
たくさん勉強をしてきて、そのような結末になってしまったら悲しいですよね。
そこでこの記事では、「都立・私立それぞれの出願方法や手続き」についてお伝えしていこうと思います。
この記事を読んで、しっかりと本番を迎えましょう。
都立と私立の出願方法の違いとは?
詳しいことは学校ごとに異なるので注意!
基本的に出願方法は「学校ごとに異なる」ということを頭に入れておきましょう。
そのため周りの受験生を見て、「同じように手続きすればいい」と思っては危険です。
特に私立受験は、一般入試だけでなく単願推薦・併願推薦など様々な入試方式が存在します。そのため、しっかりと自分が受ける試験を把握し、必要な手続きを行いましょう。
しかし、どこに出願方法が載っているのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そんな時は高校が出している「募集要項」を読むことが大切です。
「募集要項」には、出願方法の詳しい内容が載っています。
これをもとに、適切な手続きを進めましょう。
願書はどこで入手するのか?
願書の入手方法は、都立と私立で異なります。
まず都立は、中学校が願書を用意してくれますので、自分で用意する必要はありません。
それに対して私立は、実際に学校を訪れて書類を受け取る必要があります。
おすすめの受け取り方は、学校説明会などに参加し、その際に願書を入手するというものです。
こうすることで、高校の中身を知ることができる上に願書も手に入るので一石二鳥ですね。
出願の時期と流れ
都立
都立の出願の主な流れは、以下の通りです。
1.入学願書の受付
必要書類を高校に提出します。基本的には2月の頭に行われるので、気をつけておきましょう。
また原則として、定時制や島しょ部の高校を除いて郵送による出願は認められていません。
必ず高校の窓口に直接持参するようにしましょう。
都立の場合は、この窓口への持参も日程が決められており、基本的には「2日間のみ」です。万が一持ち込んだ願書の修正が間に合わなかった場合は出願できない可能性もあるため十分に気をつけましょう。
2.入学願書の取下げ
受験校の変更を希望する人は、1度出した願書を取り下げることができます。大体、願書を提出してから1週間後を目安に行われます。
ここで注意しておくべきポイントは、「キャンセルのための手続きが必要になる」ことです。
キャンセルの流れは以下の通りです。
①中学校長の確認をもらう。
②既に出願した都立高校に、志願変更願と受検票を提出する。
③高校から出願時に提出した書類・調査書等を返却される。
また、一度取り下げを行った高校に再度願書を提出することはできませんので、しっかりと考えた上で決めましょう。
3.入学願書の再提出
2の項目で願書を取り下げた場合、入学願書を再提出する必要があります。基本的には、願書取り下げを行った次の日に行われます。
提出書類に関しては、返却されたものをそのまま提出すれば大丈夫です。
ただし、面接を実施する高校に再提出する場合は、自己PRカードも提出するため、書き直しが必要になります。
ここまでの期間が非常に短いため、注意しておきましょう。
4.学力試験
ここまでくれば、あとは全力を尽くすのみです。
手続き後に受験票が送られてくるので、試験当日は忘れないようにしましょう。
私立
私立高校の場合は、学校によって手続きが異なるので気をつけましょう。
一般的な出願の流れは以下の通りです。
・願書提出…2月初旬~中旬
・入学試験…2月中旬~下旬
ここからは、それぞれの出願方法についてまとめていきます。
郵送での出願方法
郵送での出願の場合、基本的には「募集要項」に沿って手続きしていきます。
この時、郵送の締め切りには十分注意するようにしましょう。
Webでの出願方法
Webでの出願方法は、以下のようになります。
①出願サイトにアクセス
②指示に従って必要事項(メールアドレスや顔写真など)を入力し、検定料を支払う
③写真票・受験票を印刷し、郵送
気をつけていただきたいのは、「Web出願でも基本的には郵送する必要がある」ということです。
Webで申し込んだ内容を印刷し、郵送して初めて出願完了になります。そのため、Web上で全ての手続きは終わらないということを知っておいてください。
出願の際に必要な物
基本的に、必要なものは以下のようになっております。
①入学志願書
②受験票に貼り付ける用の顔写真
③中学校からの調査書(推薦入試の場合は、学校長からの推薦状も必要)
④金融機関で受験料を振り込んだ時の領収書
⑤その他高校から指定された書類
しかしこれも、学校によって異なる場合があるため注意が必要です。
わからないことがあれば、必ず受験校の「募集要項」を確認しましょう。
出願時の注意点
郵送の場合は締め切りに気をつける
出願するときには、締め切りに気をつけましょう。
特に注意して欲しいのが、「締め切りの表記」についてです。
「期間内必着」と書かれている場合は、消印の日付にかかわらず、その期間内に学校側に郵送が完了していなければなりません。
「締め切り日の消印有効」の場合は、消印の日付が締め切り当日までであれば問題ありません。
このように、表記の違いによっても締め切りが変わりますので注意しておきましょう。
また、速達書留など追加の指定がある場合は、必ず守るようにしてください。
書き損じに気をつける
基本的に出願書類は全て手書きで行うため、書き損じには気をつけましょう。
1度鉛筆などで薄く下書きをし、保護者の方が間違いがないかを確認しましょう。もし万が一それでも書き損じてしまった場合、願書が何枚ももらえる高校なら新しく書き直すことも出来ます。
都立高校などだと願書は1通か2通しかもらえないことがほとんどなので、必ず二重線と訂正印で修正をしましょう。こちらも子どもが修正テープ等で修正しようとしてしまうことがあるので、間違えた場合の修正の仕方は必ず伝えておきましょう。
必ず自筆する
ごく稀に、親御様が手続き書類を書くケースがあります。
しかし、よほどの事がない限りは子供が自筆で書いた方がいいでしょう。高校側も、場合によってはしっかりとチェックする可能性があります。
また、自分で書いた方が気が引き締まる面もありますので、ぜひ自身で書くように促してください。
まとめ
ここまで、「都立・私立それぞれの出願方法や手続き」についてまとめてきました。
全体を通してお伝えしたいことは、受験校が決まった段階で、実際に手続きについて調べるということです。
ここでお伝えした内容はあくまでも目安なので、受験校ごとにきちんと調べる必要があります。
しっかりと準備して、後悔のない受験生活を送りましょう。