志望校のレベルは
どう決めるのか?
「どこを志望校にすればいいのか分からない」ー中学3年生になり受験を考え始めた際、どこを志望校にするのかというのは誰しも悩むはずです。
そのような悩みを解決するために、この記事では、志望校の決め方について説明します。
志望校レベルの決め方について
それではここから志望校レベルの決め方についてご説明しましょう。志望校レベルによって「どのくらい受験勉強をすればいいのか?」ということも変わってきます。
そのため適当には決めず、下記のようなことを意識して決めるといいでしょう。
「行きたい高校」を志望校にしよう!
結論は、「レベルは気にしないで決めるべき」です。レベルを気にしないとは、「現状の偏差値で行ける高校」ではなく「偏差値に関係なく純粋に行きたい高校」を選ぶということ。
その理由は、「モチベーションを上げるため」と「偏差値は努力次第で上げられるから」の2つです。では、その2つについて詳しくみていきます。
行きたい高校でないとモチベーションが上がらないから
基本的に受験勉強は1人で行うものです。友達と勉強することなどもあるでしょうが、最終的には自分の力で乗り越えなければいけません。
そのような状況の中で継続して勉強するには、勉強のモチベーションを維持し続けることが必要になります。
仮に「現状の偏差値で行ける高校」を志望校にした場合、そこへ行きたい明確な理由がないため勉強のモチベーションにつながりません。
また、モチベーションが上がらないことで勉強がはかどらず、本来行けるはずだった高校にすら学力が足りず行けなくなるということも考えられます。
しかし「偏差値ではない明確な志望理由」があると、志望校に合格して進学している自分を想像することで勉強するモチベーションを高めることが可能です。
このように、勉強のモチベーションをあげるためにも、まずは「偏差値を気にせず純粋に行きたい高校」を選びましょう。
偏差値は勉強によって上げられるから
偏差値は勉強によって上げることができます。そのためには、きちんと計画を立てて勉強することが大切です。
志望校レベルから逆算して考え、「いつ」「どの参考書を」「どのくらいやるのか」というように自分に必要な勉強を計画的にやっていけば、偏差値は自然と上がっていくでしょう。
中学3年生のはじめから1年間効果的な勉強を続ければ、十分に成績が上がる余地はあります。そのため、現状のレベルに合わせるだけではもったいないです。
とはいえ気になる場合は、模試を参考にしましょう
偏差値に関係なく純粋に行きたい高校を選びましょうと言われても、本当にそれでいいのか不安に思われる方もいるはずです。
そのように気になる場合は、模試の結果を見て志望校を決めてください。模試の判定を見て、志望校のレベルと子どもの現状の差を理解しましょう。
中3の夏休み明けには志望校を決めている状態だと、志望校に向けた対策をする時間が十分にとれます。
もし、夏明けの段階ではまだ決められないという場合も、12月には最終決定をするようにしましょう。
志望校を早めに決めることで高い目標にチャレンジできる!
志望校は早めに決めることが大切です。なぜなら早めに決めることで、試験本番までに時間的な余裕が生まれるからです。
受験勉強には限られた時間しかないため、それが少しでも増えることで志望校に合格するチャンスがどんどん増えていくでしょう。
そして、早めに勉強できれば前倒しで知識が入ります。もし志望校を下げることになったとしても、それまでの勉強を活かすことが可能です。
そのため、早めに勉強を始めるのは全く無駄なことではありません。子どもの「この高校に行きたい」という気持ちを大切に、早いうちに志望校は決めましょう。
まとめ
この記事ではどこを志望校にすべきなのかについて説明しました。大切なのは「偏差値に関係なく純粋に行きたい高校」を選ぶことです。
志望校は早めに決定することで、試験本番までの時間的余裕が生まれ、より多くの勉強時間を確保できます。どこの高校に行きたいのか、早いうちにお子さんと話し合ってみてくださいね。