通学時間の
目安はどのくらい?
「通学時間はどれくらいが普通?」ー志望校を決める際に、一度は通学時間のことを気にしたことがあるはずです。
一般的に、高校生の通学時間はどのくらいなのでしょうか。そして、どのくらいが適切なのでしょう。今回は、通学時間の決め方や目安について説明していきます。
通学時間は重要な要素
志望校を決める際には、その高校の「レベル」「授業内容」「校風」などを重視することが多いですよね。
しかし、実は通学時間も重視すべき大切な要素です。なぜなら、3年間学校に通い続けるモチベーションや交通費などに関わってくるからです。
モチベーションにも関わる
通学時間によって学校に登校するモチベーションは変わります。通学時間が長いのはかなり億劫ですよね。毎日満員電車に揺られながら何時間もかけて登校していたら、だんだんと登校するモチベーションも下がってしまうはずです。
しかしモチベーションが下がったからといって、欠席や遅刻を繰り返してしまうと、内申点が下がることにつながります。
そのため通学時間は子どもの性格に合わせて、「どのくらいまでなら毎日モチベーションを維持しながら通学できるのか」ということを考えてくださいね。
交通費もかかる
高校に入学するまで、また入学してからも様々なことでお金がかかります。具体的には「受験料」「入学金」「学校教育費」などです。このことを考えると「交通費」くらいは出来れば安く済ませたいですよね。
当然ですが、高校までの距離が遠くなるほど定期代は高くなります。そのため、「毎月どのくらいまでなら交通費にお金をかけられるのか」ということも志望校を決める際に考えておくべきことです。
勉強時間にも関わる!
満員電車に乗っている間は、基本的にしっかりとした勉強はできません。軽く単語帳を開く程度のことはできると思いますが、部屋で勉強するよりかは身が入りにくいでしょう。
このように、通学時間が長いだけで貴重な勉強時間が潰れます。特に大学受験では高校受験よりもより多くの知識を身につける必要があるため、いかに勉強時間を確保できるかが重要です。
時間の少ない受験生にとっては、この通学時間でさえもできる限り勉強時間に充てたいはずです。
そのため、自分が大学受験をするときのことを考慮し、勉強時間を確保するためにもなるべく通学時間を削ることを検討しても良いでしょう。
通学時間の目安
では、高校生は通学するのにどのくらいの時間をかけているのでしょうか。関東近隣に住む高校生の平均通学時間(片道)を見ていきます。
千葉県 56分
茨城県 50分
埼玉県 50分
神奈川県 49分
東京都 49分
栃木県 48分
群馬県 42分
(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性 https://todo-ran.com/t/kiji/22704)
上記の通り、片道40分~60分が平均になります。平均時間を踏まえると、片道は1時間以内に収めるのが目安の時間になりますね。
必要に応じて通学時間の優先度を上げる
必要に応じて、志望校を決める際には「通学時間」の優先度を上げましょう。「通学時間」をトップにする必要はありませんが、ないがしろにしてほしくない項ではあります。
例えば「早起きが苦手」という子が片道2時間の高校を選んでしまった場合、おそらく毎日通うのは大変です。
またその子の健康面でも精神面でも大きなストレスになりかねません。子どもの性格に合わせて、「通学時間」の優先度を変えてください。
まとめ
この記事では、「通学時間を重要視してほしい理由」「通学時間の目安」について説明しました。
3年間毎日通うことを踏まえるとあまりにも長い通学時間は、子どもの精神的にも親の経済的にも厳しくなってきます。子どもや親にとって適切な時間を選びましょう。