高校受験キホンのキ(東京都版)

独学で高校受験に挑む
メリット・デメリットとは?

高校受験というのは中学生にとって大きなイベントですよね。

大事な高校が決まるわけですから、かなり気合いが入るでしょう。

勉強をする上で「独学にするかどうか」は迷うところではないでしょうか?

今回は、受験勉強を独学で行うメリットとデメリットを挙げつつ深掘りしていきたいと思います。

受験の大前提は「自分で勉強する」ということ!

まず、受験の時は自分で勉強するというのが大前提です。

受験は自学自習が大前提ですから、自力で勉強をしなければ実になりません。

しかし、受け身の授業だけでは成績が上がりません。なぜなら自分にあった勉強は自習でしか身につかないからです。

これらの時代を生き抜くためにも、自分で主体的に勉強して解決することが必要になってくるのです。

独学のメリットについて

では、独学にはどんなメリットがあるのでしょうか?

ネットなどで調べると、高校受験を独学で乗り切る方法は数多くでてきますよね。

自力で考える癖がつく

まず、独学は自力で考える癖が付きます。

では、自分で考えるためにはどんな意識が必要でしょうか?

・どんな時間に勉強をすれば効率が上がるのか。

・受験の日から逆算して、今日やるべきことは何か。

・分からないことがあった時にどうすればいいか。

など、独学をするためには常に自分で考え続ける必要が出てくるのです。

なぜなら大学受験ではさらに志望校に合わせた勉強をする必要があるため授業の内容を聞くだけでなく必要な勉強を自力で考えなければいけない場面が出てくるからです。

受験以外の時でも、何をすればいいかを教員に言われる前に考えるなどの意識が必要でしょう。

そういった意識を高校受験のうちに身に付けられるというのは大きいですね。

大学受験に向けて勉強の経験を積める

大学受験は、高校受験よりも勉強方法が難しくなります。なぜなら、大学受験勉強では、特に自力で解決する力が求められるからです。

壁にぶつかることもあるでしょう。

大学受験の勉強では、特に自力で解決する力が求められます。

大学は高校よりも種類が多く入試問題も多岐に渡っているからです。

高校は倍率も少なく、入試の種類も少ないですが、大学は倍率も高く科目数も多いです。

高校受験を独学で行うことで、自力で解決する練習をすることができます。

大学受験まで視野に入れた勉強ができるのは独学のメリットです。

独学のデメリットについて

今まで、独学のメリットについて書いてきました。

ですが、独学には良くない部分もあります。

友人と遊んでしまう恐れがある

独学をする場合は、自分をしっかりと管理する力が必要です。

時には学校に通い、友人と話すのが楽しいときもあるでしょう。

あるいは、放課後に友人と遊びたくなる時があるかもしれません。

しかし、そこで友人と遊んでしまえば他の受験生と差がついてしまいます。独学をする場合は、数々の誘惑に勝たなければいけません。  

その点、塾や家庭教師を利用している人は強制的に学習時間が決まっているのでそういった心配は少ないでしょう。

疑問を解決しにくい

独学だと、勉強で分からないことがあった時に解決しづらいです。

もちろん、今の時代はSNSや参考書など情報が多くあるので調べれば出てくることもあるでしょう。

しかし、一から調べるとなると かなりの時間と労力がかかります。

また、そもそも自分が何につまづいているのか分からなければ解決することは難しいでしょう。

質問をすれば、自分では気づかない視点や考え方が分かります。

また、塾などでは分からない点をすぐに講師に質問できる良さがあります。

自分の勉強が合っているかわからない

独学だと、自分の勉強方法が合っているのか判断しにくいです。

仮に、受験日間際になって勉強方法が間違っていると気付いても手遅れです。

勉強方法について誰かが教えてくれないと、自分のやり方が正しいのか分からないです。

中学生がいきなり自力勉強はハードルが高い

中学生にとって、自分の力で学習を進めることは難しいでしょう。

小学校では、自学自習を毎日行っているような人は少ないからです。

また、計画的に進める必要があるけれども中学生では何をすればいいか自分ではまだ分からなかったりします。

これまで、自分で学習内容を決めて勉強する習慣がなかったので身につけるのはなかなか大変です。

さらに、自律的に勉強する習慣がついていないことが多く、自宅などで1人で参考書などを進める事ができなかったりします。

したがって、中学生では塾に行っている人も多くいるのではないでしょうか。

塾では毎年のデータを分析し、専門家が合格に向けたプランを考えています。

こういった作業を、中学生が1人で進めていくというのはかなりハードルが高いでしょう。

何をやるかを自分で決める必要がある

受験勉強では、「自分は何の教科が得意で、何が苦手なのか。」ということをしっかりと分析した上で学習を進める必要があります。

独学であればついつい得意科目の勉強ばかりしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、得意科目だけを伸ばしても、苦手科目が伸びなければ総得点は伸びにくいです。

苦手教科や難しい問題などもしっかりと取り組むと決めて、やっていく必要がありますね。

まとめ

今回は、「高校受験が独学でできるのか」ということについて書きました。

やはり、中学生が独学で受験をするというのはかなりハードルが高いことなのかもしれません。

メリット・デメリットを考えつつベストな選択をしていけると良いですね!