塾に通い始めるのは
いつごろから？

「いつから塾に通えばいいの？」ー高校受験を見据える中学生や、学校の定期テスト対策にもっと重点的に取り組みたいなどと考えている中学生にとっては、1度は浮かんだことのある疑問だと思います。

あるいは「本当に塾に通うと成績があがるのか？」という不安を抱く保護者の方もいるかもしれません。そのような疑問を解決するために、今回この記事では、「塾に通い始める時期」「塾の役割」「種類」について説明していきます。

塾に通うのはいつからでも構わない！

実は、塾に通い始めるのはいつからでも大丈夫です。しかしだからといって適当に塾を選んでいいわけではありません。

塾の種類を知り「自分の子どもにはどこが合うのか？」ときちんと考える必要はあります。具体的には「個別塾or集団塾」「オンラインor校舎型」などを基準にして考えます。この中でどれが子どもに向いているのかは、個人の性格や進路を考えつつ選びましょう。

塾はあくまでも勉強の補佐である！

これから塾の選び方について書いていきますが、前提として塾は受験勉強の補佐に過ぎません。塾に入れば必ず成績が上がるというわけではないのです。

成績が上がるかどうかは、子ども自身の努力次第であるということは覚えておいてください。塾に入る・入らないに関わらず、「勉強するのは子ども自身」という事実は変わりません。

塾の種類は大きく2つ！

塾に入るタイミングのテーマに入る前に、塾の種類について紹介します。塾には2種類あり、それは「進学塾」と「補習塾」です。

進学塾について

まず始めに進学塾について説明します。進学塾とは、いわゆる「入試に向けた勉強をメインに行う塾」です。入塾テストがあったり、難関高校受験に特化したコースがある専門性の高い塾もあります。

また、受験日までを逆算してカリキュラムが組まれているため、学校より早めのスピードで授業が進んでいくことが特徴的です。

補習塾

次に、補習塾について説明します。補習塾とは、「学校のテスト対策」「学校の授業対策」がメインの塾です。学校の進度に即して授業が行われるので、「学校の授業についていきたい！」という人や、定期テスト対策をしたいという人に合っています。

また、地域密着の塾もあるので、1人1人に対するフォローが厚いことも特徴です。

塾に行くべきタイミングとは？

では、塾に行くべきタイミングはいつが適切なのでしょうか。冒頭で書いた通り、実際のところいつでも良いというのが答えです。しかし、ある程度の目安はあるので説明していきます。

1年から行くべき人

中学1年生から塾に通うべきなのは、難関校狙いの人です。塾に通い始める時期はいつでもいいと言いましたが、早く塾に通い始めるほど難関高校に進学できる確率は上がります。

なぜなら、先述の通り学校よりも速いスピードで勉強を進めることができ、難関高校に特化したコースもあるため効果的に学習出来るからです。

さらに高校受験では、中学校の定期テストの結果などで決められる「内申点」が重要になってきます。早めに内申点も高い基準をキープするためにも、中学1年生から塾に通い定期テストに向けて対策をすることも大切です。

2年から行くべき人

中学2年生から塾に通うべきなのは、「勉強が難しくなった気がする人」や「中だるみしそうな人」です。中学2年生という時期は、中学校にだんだん慣れてきて緊張感がなくなってくる頃です。部活では後輩が出来るとともに、夏には3年生が引退し2年生の責任感が強まります。

しかも中学2年生からは勉強内容がより一層難しくなり、授業進度も早くなりがちです。このように様々なことが重なり多忙になると、どうしても精神的に勉強に手がつけられないということもあるでしょう。それが中だるみの原因にもなります。

このような時期に塾に通うことで、学習の習慣をつけることが出来るとともに、中だるみも防げるのです。

3年から行くべき人

中学3年生から塾に通うべきなのは、「部活が終わって本格的に勉強したい人」「高校受験まで時間がなく焦ってる人」「自宅でがっつり勉強できる気がしない人」などです。

入試本番の年である中学3年生になるタイミングで、塾に行くことを検討する人も多いと思います。その時に1つ考慮して欲しいのは、「どの場所で勉強するのが1番合っているのか」というです。

例えば、「自宅で勉強できない」という人は周囲の環境に左右されやすい傾向にあります。そのような人は、塾に通い勉強せざるを得ない環境に身を置くことで勉強習慣を身につけることが出来るのです。

また、「中3の夏まで部活動をやっていたので受験まで時間がない！」という人にも塾はオススメです。なぜなら強制的に勉強する環境に身を置けるので、直前まで追い込みをかけることが可能だからです。

まとめ

この記事では中学生が塾に通い始める「時期」や、「塾の役割」「塾の種類」について説明しました。塾に行き始めるタイミングについて紹介しましたが、塾はあくまでも受験勉強の補佐にすぎないということは頭に入れておいて欲しいポイントです。もし塾に通う際には、子どもにとって最適なところを選んでくださいね。